2014年04月15日

Lamb. Take #03

ニコ動で私の動画をマイリスしている物好きな人の公開マイリストを眺めてたら、なんだか良さげな曲
とダンスモーションを使っている動画
を発見。早速諸々データをDLして改造ルカに踊らせてみた。

(1080P/30FPS)


yurie氏による配布モーションは たぬき氏の「真田幸村ver.1.22 没衣装」で制作されたそうなので、
モーション修正時に参考にする為の模範演舞モデルとしてこれも入手。vmdは二種類同梱されており、
Take #01の段階では"lamb足ボーン長い人用.vmd"を使ったのだが、しゃがむカットでスカートもろ
とも破綻しまくり。センターボーンを後ろに最小限移動させたら破綻は回避できた。しかし試しに
"lamb足ボーン短い人用.vmd"を使ってみたら無修正で行けたよ…。早い段階で気付いて良かった…。



他のモーションでも同様なのだが、ななみルカで使用すると両腕が体の内側に向けて食い込み気味に
なる傾向があるので、"ボーンフレーム位置角度補正"で補正する必要がある。

左:補正前  右:補正後
...

ただ、この機能による補正で全フレームを追い込み過ぎると、複数ボーンのバランスで成立している
ポーズが破綻しがちになる。この問題で今回のモーションの場合に厄介だったのが、1:45あたりから
両手人差し指をこめかみに当てて目を閉じ頭を廻らせるシーン。



補正前は両手首が頭より前にずれているだけで両手人差し指間の相対的な位置は変わらないのだが、
補正を入れるとクリクリと捏ねるような動きになってしまう。両手首をこめかみに向けて補正すると
クリクリが更に悪化してしまう上、頭と首の両方が動いていて手首を追従させないとこめかみを人差し
指がピタっと指さないので、地味に難解な修正作業だった。ぶっちゃけ作業を2回破棄して3回目で
偶然許容レベルにて補正できたのよね。ここがどうにもならなかったら恐らく嫌気が差してブン投げて
制作中止していたであろうな…。

そんなこんなで運良く難所を乗り越えられた事も相まって、今まではモーション修正だけで数日〜
十数日かかっていたのが半日で済んだ。修正してて気付いたのだが、このモーションは肘のボーン
変形が破綻していない! どうやら過去記事で指摘していたのと同様に、「肘は原則Y軸のみ回転
させ腕の捻りはできるだけ肩(腕ボーン)で行う」を徹底しているようだ。

Y軸の向きに注目。


ここまできちんと徹底しているモーションは初めて見たぜ。


素晴らしい!


…ま、自分が他のきちんとしたモーションの存在を知らないだけかも知れんが。
恐らく、ごまかしの効く萌え系モデルではなくセミリアル系の真田幸村モデルを使ってモーションを
制作したからキチンとやらざるを得なかったのだろうけどねえ。試しにあにまさミク等でやってしまい
がちな「肘をY軸で曲げてからZ軸で腕を捻る」をやってみた。画像左がオリジナルで右が試した方。



ちょっと分りづらいが、良く見ると肘が捻じ切れそうになっている。モーション制作はモチベーション
維持が最大の問題だろうからチェックの為にセミリアルモデルを使えとは心苦しくて言い辛いものが
ある。んが、例えば「一見萌え系に見えて実はボディーがセミリアル系な、ななみモデル」等でチェッ
クして修正すればLamb. のモーションのように更に良い物になると強く推奨したいね私は。

…え? ななみモデルがセミリアル系だなんて寝言も大概にしろって? いやいやいや頭身の低さと
萌え系フェイスに惑わされがちだが、自分が知る限り ななみモデルのボディーは全てセミリアル系
ですハイ。デフォ子やテトやその他も。実際改造ルカも頭身上げて小さくなった頭に合わせて両手首
のサイズを小さくしただけで、基本ななみルカそのままだからね。以下の画像、昔に6.5頭身化した
デフォ子とテトのサンプル画像。





確かこれはルカ・デフォ・テトでnoirネタやるべく6.5頭身化した際にデフォ子の肘ボーン位置が
おかしかったのを修正する解説しようとしてボツにした画像だったっけな。どうやら袖が長くて
肘〜手首が長く見えるのをボーン位置変えて補おうとしたっぽいと予想してたけれども。デフォ子
については最近UPした動画でちょろっと見られます
ですハイ。

閑話休題。モーション修正の為に共演させていた真田君は本番では表示を消していたのだが、この
モーションは一人よりも2〜3人で踊った方が映えるような気がしたので消さないことにした。
最初はそのまま両人とも同じ向きで躍らせていたが、なんか平板でイマイチだったのと Yurie氏の
カメラモーションが1人演舞前提で出来てるので中途半端な映りになってしまう。あくまでも主役は
ルカなので真田君は180度向きを変えてバックダンサーっぽくしてみた。それに合わせて一部のカッ
トも変更。それはそうとこの真田モデル、肌が妙に黄色い。照明色を弄っているせいもあるのだが、
カットによってはオレンジ色に見えてしまう。



テクスチャの肌部分のみを茶系に色相変換し、若干画面に沈ませる目的で明度と彩度を下げてみた。



さらに問題が有って、武具のメッシュを持っているのは良いのだが、モーフで消してもセルフシャ
ドウが消えてくれない。PmxEditor で調べたら、一般的にはメッシュが縮まるモーフにするところを
テクスチャ消してんのな。見えないだけで実体はそのままだからセルフシャドゥが表示されてしまう
のよ。確実に解決するため、武具のメッシュは削除した。



その他には、相変わらず物理演算に悩まされたのがなあ…。何の変哲も無いただの立ちポーズの
はずなのに、いきなり0フレームからスカート剛体が大爆発するのよね。ボーンの初期姿勢を散々
弄りまくって最もマシな状態にはしてるが、何度か剛体位置の初期化しないとスカートが捲れ上
がった状態になる。

このモーションは大股開きで上に小ジャンプして脚を閉じて着地するシーンが2回あるのだけれ
ども、着地の際にスカート剛体を脚で挟んでスカートが破綻する。しょうがないからNostalogic
で前屈みから体を起こす際に後ろ髪が左肩に乗っかりっぱなしになるのを阻止するために仕方なく
追加したボーン&剛体を使って、脚でスカート剛体を挟まないようガードした。





ルカ単独だと問題無かったが真田君との共演で問題になったのが、両者が接近した時に互いの剛体
が干渉しあって、主にルカのスカートが破綻する問題もあったな。たとえば序盤で二人が回りなが
らすれ違うシーンとか。振り回しているから両者のスカート?が遠心力で外側に向いて、意外と
届いちゃうんだよね…。これ以上離すと真田君が殆どフレームアウトしてしまうので、ルカの
スカートと頭髪の質量設定を見直し動きの軌跡を変える事で解決。その際、とっくの昔に施して
いたつもりの「根元から先端に向けて質量を減らす」をやってなかった事が判明…。

…そんなこんなで、モーションの修正は奇跡的に半日で済んだが、「真田君黄色いなー、まいっか」
「いや黄色どころかオレンジ色になったりして正体不明だ修正せねば」「うっわーAviUtlでうっかり
ムービーフレーム掴んで表示位置がずれてるよやり直し」「あー、ここはカメラの演出意図が
さっぱり不明だから変えよう」「このアングルはルカに合ってないから変えよう」「真田君カメラ
の前に佇まないでくれる邪魔なんだけど」 …などとやってたら結局その日には完成しないで、
のべ2日かかったなあ。

世間(特に自分じゃ作らない見る専な人)から見たら、公開されてるデータ寄せ集めてAVI出力して
H264/MP4エンコしただけにしか見えないんだろうなー。いや、全部自作する手間を考えたら
桁違いにお手軽なのは事実なんだけれども。

>> Lamb. Take #04
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posted by きゅーり at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | MMD/MMM
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